【難関私立小学校受験】年中さんのうちにやっておくべき7つのこと

・年中からお教室に通い始めたものの、ペーパー以外何をやったらいいか分からない

・合格するために、今具体的に何をしたらいいか分からない


そんな年中さんの親御さんのための記事です。

 

娘も年中の途中からお受験準備をスタートしましたが、なかなか試験の全体像がとらえきれず、お教室の復習を淡々とこなす毎日でした。

(上のお子さんでお受験経験済の方は勝手が分かっているので、差が開くのを感じたりもしていました。)

 

受験が終わった今振り返ると、年中さんのうちからやっておけばよかったと思うことがたくさんあります

 

この記事では

・年中さんのうちにやっておきたい7つのこと

をご紹介します。

 

年中さんでもできること、いや、年中さんだからこそできることがたくさんあります!ぜひ試してみてください!

 

 

1:挨拶・返事の練習

本番の試験では、出来るのが当たり前の挨拶と返事。

 

・自分から挨拶をする

・番号を呼ばれたら返事をする

・聞かれたことに言葉で答える(頷く、首を振るはNG)

 

元気良くできたら印象はとても良いですし、目立つほど元気でなくとも相手に聞こえるようハッキリと声を出さなくてはいけません。

声が極端に小さかったり、黙ってしまうのはやっぱりNGです。

 

これは、恥ずかしがり屋なお子さんは苦労されるところではないでしょうか。

 

我が家も、慎重すぎる娘の性格に配慮して小さな頃から挨拶を無理やりさせてこなかったので、年長さんになってもモジモジ癖が抜けず、とても苦労しました。

 

対策としては、毎朝、ご近所の方や、お友達のパパさんに自分から挨拶するなど小さなところから練習しつつ模試の個別テストを何度も受けて慣れさせていきました。結果、なんとか本番に間に合わせた、という感じです。

 

我が家はギリギリで苦労したので、恥ずかしがり屋・人見知りのお子さんはぜひ年中さんのうちから、日々意識して練習しておかれると良いと思います!

 

2:姿勢良く立つ・座る練習

何をするにも姿勢は大事です。

 

机に座っているときだけでなく、廊下で並んで立って待っているとき、行動観察のときも、ピッとしている子はかっこいいですし、姿勢の悪い子はだらしなく映ってしまいます。

 

姿勢のポイントとしては、以下のようなところでしょうか。

 

■座っているとき

・背筋を伸ばし、背もたれにもたれない

・足をぶらぶらさせず

・肘をつかない

・手遊びしない

 

■立っているとき

・ゆらゆらしない

・手遊びしない

・壁によっかからない

  

姿勢も、娘は本当に苦労しました。恥ずかしがり屋なのも相まって、ピッと真っ直ぐ立っていられず、モジモジと身体を傾けてしまう癖がありました。

 

姿勢に関しては、地道に日々習慣づけていくしかないかなと思います。ペーパー家庭学習のとき、ご飯を食べるときに姿勢を正すよう繰り返し繰り返し伝え、練習しました。

 

あとは、お教室で注意してもらうことで本人が姿勢の悪さを自覚し、周りのお友達を見て自分から直すようになったのもあると思います。

 

また、模試を受けまくり、フィードバックに姿勢のことが書かれていたら、都度伝えて直すようにしました。

模試だと、家でできないシチュエーションでどんな姿勢になるかチェックしてもらえるので、受けまくって良かったなと思っています。とある大手の模試で、模造紙に絵を描くという課題があり、娘は仲良くなったお友達と2人、ベタッと床にうつぶせに寝そべって書いていたそうで、フィードバックにしっかり注意が書かれていました。当時は、本番前に知れてよかった‥と胸を撫で下ろしました。

 

年中の段階で、いついかなる時でも姿勢が完璧なお子さんはほぼいないと思います。年長夏ごろにできていることを目指して、普段から意識されておくと良いかと思います!

 

難関校になればなるほど、所作も仕上がった猛者が来ます(怖)。

 

3:お手伝い

お手伝いは、子どもの自主性や巧緻性を育てるのはもちろんですが、面接や口頭試問で本当によく聞かれるんですよね。

 

模試でも散々聞かれましたし、本番でも、面接を受けた5校中3校聞かれました。

 

我が家では、日頃娘に

 

・雑巾掛け

・玄関のお掃除

・洗濯物干し

 

をやってもらっていて、面接で聞かれたときも娘はしっかりこの3つを答えていました。

 

「3つの中でどれが一番難しい?」「どんなところが難しいの?」と突っ込まれて聞かれた学校もあり、実際にある程度ちゃんとやらせておくことが大事だと思いました。

 

模試の会場やお教室で情報収集したところ、お手伝いで多いのは

 

・お風呂掃除

・洗濯物の手伝い

・洗濯物

・食事の後のふきん拭き

・料理の手伝い

 

このようなところのようです。

 

お子さんのできることで、親御さんの負担にならないものを選び、毎日でなくとも、継続的にやらせるのが良いかと思います。一つのことを継続してやることは、お子さんの自信にもつながると思いますので、ぜひ年中さんのうちから習慣にされてみてくださいね!

 

ちなみに、お手伝い=雑巾がけは面接官の先生方からとても評判が良かったです!

 

4:手先のこと

ズバリ、巧緻性です。女子校をお考えの親御さまは気になるところではないでしょうか。

 

大事だけれど、付け焼き刃ではかなわない。それが巧緻性です。

 

あれっ!うちの子、工作あんまり得意じゃない?

 

と年長夏ごろに気づいても、ここからはもう、巧緻性にそんなに時間がかけられないんですよね。だからこそ、年中さんのうちから日々鍛えておくのを強くおすすめします。

 

普段から以下のことを遊びに取り入れておくと良いのではないでしょうか。

 

・工作(はさみ・のり・セロテープ)

・ちぎり

・塗り絵

・折り紙

・あやとり

・ビーズ通し

・ひも通し

・ひも結び

 

我が家では、自宅の部屋の片隅にダンボールを置き、中に空き箱やいらない紙をいれておいて好きなときに自由に工作ができるようにしておいたり、ジッパーに折り紙やあやとり、塗り絵をまとめて入れて持ち歩き、外食先や病院の待ち時間など、空いた時間を見つけてはやらせるようにしたりしていました。

 

おかげで、娘はそんなに器用な方ではありませんが、直前に巧緻性で焦るということはなかったです。

 

年長さんでは、巧緻性も実践レベルに持って行かなければなりません。年中のうちから遊びに取り入れて、触れる時間を多く作っておかれると良いかと思います!

 

5:外遊び

外遊びをやっておきたい理由は主に次の3つです。

 

1:体力がつく

2:季節に触れられる

3:知らないお友達と遊べる

 

まず、体を動かして遊んで体力がつけば、姿勢良く座る、立つ、キビキビ動くことができるようになります。

 

また、年長さんになると通塾の回数が増えたり、幼稚園・保育園の後にヘビーな授業や模試を受けることも増えてくると思います。本格的になるお受験を乗り切るためにも、時間のあるうちはたくさん外遊びをして、体力をつけておくのがおすすめです。

 

次に、外遊びをしていると季節に触れることができます。

 

ご存知の通り、私立国立問わず季節問題は必須です。常識問題でも、お話の記憶でも、仲間外れでも、至るところで出題されます。カードやポスターでクイズ形式で覚えるのも大事ですが、実際に四季の移り変わりを体験する、触れておくと、より知識が定着すると思います。

 

お話の記憶で「木々が黄色に染まり‥」の文言から、お話の季節に出てくる虫を選びなさい、と秋の虫を選ばせる問題など、よくありますよね。実際に黄色に染まった木々を見て、鈴虫やコオロギを見つける体験をしていたらパッと情景が浮かぶのではないでしょうか。

 

最後に、外遊びは知らない子と接するチャンスがあります。

 

そうです。行動観察の練習です。

 

仲の良いお友達と遊ぶのも良いのですが、決まった人間関係の中では、なかなかコミュニケーションに変化が生まれないようです。そこで、我が家ではあえて一人で公園に連れて行き、機会があれば知らない子と遊ばせるようにしました。

 

公園には、小さな子からお兄ちゃんお姉ちゃんまで色々な子がいるので、小さい子に遊具を譲ったり、年上の子に遊びを教えてもらったり、様々なコミュニケーションの練習ができます。

 

また、公園にいるおじいちゃんおばあちゃんが話しかけてくれたラッキー!知らない大人の方と話す練習にもなります。

 

こんな風に、外遊びはメリットいっぱいです。年中さんのうちはもちろん、忙しくなる年長夏前くらいまではたくさん外遊びをしておきたいですね。

 

ちなみに、面接でも、コロナ禍ということもあり、遠出のお出かけエピソードより近場の公園のエピソードの方が印象が良かったように思います!

 

6:読み聞かせ

本の読み聞かせ。これはもう、本当に本当に重要だと思います。

 

なぜなら、私立国立問わず小学校受験では避けて通れない「お話の記憶」で必要な

 

・聞く力 

・聞いたことをイメージする力

・語彙力

 

が培われるからです。

 

お話の記憶も年長になると難しくなってきます。

 

以前、白百合学園小でこのような感じの問題が出題されました。

 


みんなで紙飛行機を飛ばしました。お父さんの飛行機は10歩行った所まで飛びました。お兄さんの飛行機はそれより2歩手前のところまで飛びました。妹の飛行機はお兄さんの半分のところまで飛びました。妹の飛行機は何歩のところまで飛びましたか。その数だけ○を書きましょう。

 

 

む、難しくないですか‥?

 

難関校ではこんな風に、覚えているのは大前提で、そこからさらに計算が求められる問題も出題されます。なので、最低限聞いたことをさっとイメージして記憶に残せる力を、普段の読み聞かせで養っておかなければなりません。

 

また、語彙力も重要です。お話の途中でわからない言葉が出ると、そこで??となって止まってしまい、その後のお話がしっかり聞けなくなってしまうからです。

 

読み聞かせ対策としては、統一模試の運営の先生が、夜寝る前に一日に2冊読んであげることをおすすめされていました。なぜ2冊かというと、頭の切り替えをする練習になるからとのことでした。

 

お教室の先生からは、可能であれば絵本でだけなく文字だけの本も読み聞かせて、イメージする力を鍛えるようにと言われました。

 

我が家では、年中の間は昔話を読んでいました。日本のものだけでなく、アンデルセン、イソップなども含めると意外とお話多いですよね。

 

 

 

 

いろんな本を読み聞かせて聞く力が育つと、ペーパーの問題文もしっかり聞き取れるようになり、模試の成績にも良い影響があると思います。

 

また、語彙が増えると「しりとり」や「一音一文字」の問題にも役立ちます。おの、うす、きね、かかし、なんて普段の会話では出てきませんからね。

 

ぜひ時間のある年中さんのうちにたくさんの本に触れてみてください!

 

7:パズル・ブロック

パズルやブロック遊びは、ペーパーの図形構成や図形分割の問題を解くのに役立ちます。

 

図形問題は、年長になるとグッと難しくなります。ペーパーだけではでなかなか理解が進まないので、どこのお教室(大手・個人)でも、図形問題でつまずいたら、まずは具体物でやってみるようおすすめされました。

 

なので、年中のうちに普段からパズルやブロックで遊んで具体物に触れておくと、後が楽になると思います。

 

いろいろな教材がありますが我が家で使っていたのはこちら。

 

 

 

 

 

実は娘は年中のときはあまり具体物に触れておらず、年長になって図形でつまずいたきっかけで、教材を購入してやり始めたんです。(パターンブロックなんて年長10月に買いましたよ。)

 

もし娘が年中の頃に戻れたら、まずこれらを揃えて、日々やらせると思います!

 

パズルやブロックは、手先の訓練にもなります。スピーディーにものを扱う練習になり、巧緻性にも繋がると思います。ぜひ時間のあるうちにたっぷり触れてみてください!

 

まとめ:日々の積み重ねは後で生きてくる

いかがでしたか?

■ 年中のうちにやっておきたい7つのこと

1:挨拶・返事の練習

2:姿勢良く立つ・座る練習

3:お手伝い

4:手先のこと

5:外遊び

6:読み聞かせ

7:パズル・ブロック

もちろん、年中さんの間は上手に、完璧にできなくて当たり前です。

 

少しづつでも取り入れることと、お母様が「後々こういうことが大事になってくるんだ」と意識されて毎日を過ごすことが大事だと思います。

 

日々の取り組みは、後で必ず生きてきます。ぜひ実践されてみてください!応援しています!

 

 

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